中村匠吾(なかむらしょうご)選手は2019年9月に行われたMGS(マラソングランドチャンピオンシップ)で優勝し、東京五輪代表が内定したマラソン選手です。
この記事では中村匠吾選手がどんな性格でどのように陸上に取り組んできたのか。
中村選手がいつから陸上を始めて、なぜMGSで優勝できるようにまでなったのかを詳しく見ていきたいと思います。
また、兄弟はいるのか?や中村選手がどれくらいファンに愛されているかなど、気になる点もチェックしていきますよ。
この記事を読むと、あなたも中村選手の走りを応援したくなること間違いなしです。
目次
マラソン男子 中村匠吾選手
東京2020まであと570日。
富士通・陸上競技部の中村匠吾さんのメッセージは「強い走り!!」
箱根駅伝では強い走りを見せ続けてくれた中村選手。東京2020に向けても中村選手の強い走りを見せてください!👇インスタグラムhttps://t.co/v3kuayiGV9#tokyo2020 #olympics #2020カウントダウン pic.twitter.com/uUMH570wOL
— スポーツナビ (@sportsnavi) December 31, 2018
出場種目 | マラソン |
自己ベストタイム | 2時間08分16秒(2018年) |
生年月日 | 1992年9月16日 |
出身地 | 三重県 |
出身校 | 四日市市立内部中学校・上野工業高校(伊賀白鳳高校)・駒沢大学 |
身長 | 172cm |
体重 | 55kg |
所属 | 富士通 |
五輪代表歴 | なし |
選手HP | なし |
選手SNS(twitter) | official tweet |
中村匠吾選手ってどんな人?
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中村選手はのんびりマイペースな性格ですが、マラソンに関してはとても真面目。
小学生の頃から勝つためには悪天候でも決められた練習メニューをこなしていたそうで、コツコツとしっかり継続することの大事さを分かっていたようです。
真面目に継続してきたからこその我慢強さをもっていて、驚異的な粘りを見せる走りは、この時から培われていたようですね。
真面目で努力家の中村選手は、高校3年生時にはインターハイ5000mで3位入賞を果たすと、同年10月には13分50秒38を記録し、同世代の最高記録保持者となります。
高校の恩師である中武隼一教諭は、中村選手のことを「速さというより強さが際立つ選手でした」「自分の力を最後まで振り絞れるのが彼の強み」と評していることからも中村選手の我慢強さがうかがえますね。
駒沢大学進学後は、しばらくはチームメイトの影に隠れ目立った活躍はできませんでしたが、ここでも中村選手は腐ることなく一生懸命練習を続け、3年生時のインカレ2部10000mで優勝。
2014年3月に行われた世界ハーフマラソンに日本代表として出場、駅伝でも出雲、全日本大学駅伝で1区を走り、区間賞獲得の活躍をみせます。
大学4年生時は、不調に悩まされるも、集大成となる箱根駅伝では粘りの走りで区間賞を獲得し、これにより三大駅伝すべてで1区区間賞を獲得という快挙を達成。
卒業後は富士通に入社し、持ち前の努力でめきめきと力をつけていき、2018年3月琵琶湖マラソンで初マラソンに挑戦します。
気温15~20度と季節外れの高温で悪条件の中、一時は優勝争いから後退するも、ここでも粘りの走りを見せ総合7位ながらも日本人トップとなり、MGSの出場権を獲得。
2019年9月15日のMGSで、持ちタイムは出場30選手中8番目ながら、大迫選手也服部選手と激しい1位争いを展開、最後は粘りの走りから驚異の二段階ラストスパートを見せ、見事1位でフィニッシュ。
同時に東京五輪日本代表に内定しました。
「最後まで諦めずに走るというのが一番大事」と語っている中村選手。
現在は五輪に向けて、自分の力を出せるように練習中のようです。
中村匠吾選手の経歴
- 小学5年生時に内部陸上少年団に入団
- 内部中3年生時に都道府県対抗駅伝に出場
- 2010年沖縄インターハイ5000m3位入賞(日本人2位)
- 2013年関東インカレ2部10000m優勝
- 2013年日本選手権10000m5位入賞
- 2014年出雲・全日本大学駅伝1区区間賞
- 2015年第91回箱根駅伝1区区間賞
- 2016年全日本実業団ハーフマラソン6位入賞(日本人1位)、日本代表に2大会連続で選出
- 2018年3月琵琶湖マラソンにて初マラソン7位(日本人1位)となりMGS出場権獲得
- 2018年9月ベルリンマラソン4位(日本人1位)2時間8分16秒で自己記録を更新
- 2019年9月15日MGS1位、これにより東京五輪代表内定
中村匠吾選手2019年9月15日MGCの結果
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気温が29度まで迫る暑さの中、最後まで大迫傑選手と服部勇馬選手との激しい優勝争いを繰り広げ、39㎞過ぎに白い帽子を脱ぎ捨て「スイッチオン」。
中村選手は一気にペースを上げラストスパート。
40㎞過ぎに大迫選手に一度並ばれますが、心と足にはまだ余裕があったそうで、そこからさらにペースを上げ突き放します。
本命だった日本記録保持者を振り切ると、大歓声の待つゴールへ一番にフィニッシュラインを越えました。
中村匠吾選手の兄弟はいるのか?
中村選手は2人兄弟で、弟さんがいるようです。
現在は社会人2年目で陸上をしているそうですが、見た目は中村選手にそっくりなんだそう。
中村匠吾選手愛用シューズ
厚さより速いものはない。日本より速いものはない。 https://t.co/SCgNoZ7ZgY @nikejapan #厚さは速さだ #ナイキ #マラソン #ランニング #teamnike pic.twitter.com/KezF4L1ybF
— 中村匠吾 (@shogorun0916) September 6, 2019
イケメン中村匠吾選手のインスタ画像
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MGSでの走りの一コマです。
最後まで諦めないという気持ちが表情に出ていてかっこいいですね。
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MGSで1位になった時の表情です。
安堵の気持ちと東京五輪に向けての決意が読み取れる表情がカッコイイ一枚です。
中村匠吾選手のみんなのツイッター評価
手作りボードを持って応援に来てくださったファンクラブのお二人😃#中村匠吾 選手にもきっと見えたはず☺️‼️最後の追い上げ頑張れ〜✊ pic.twitter.com/jZM7Y6sJaK
— 出雲駅伝 コンシェルジュ (@Fujitsu_izumo) 2019年1月1日
中村選手のファンはとても愛情深いというのが分かりますね。
東京五輪マラソン代表選考会で優勝された #中村匠吾 選手にバッタリ遭遇!
図々しく写真を撮っていただきました🙇♀️
しかも今日がお誕生日だそうで..!
おめでとうございます🎉東京五輪がんばってください!✨ pic.twitter.com/zs6cCblZQT
— 長谷川実咲 (@CQ_misaki_h) 2019年9月16日
ファンへの神対応が分かるツイートです。
完走後、中村選手と服部選手が笑顔で会話する姿がほほえましいですなぁ☺️✨
東京オリンピック男子マラソン内定おめでとうこざいます✨🌈✨🌈🏃♂️🏃♂️
そして、お疲れ様でした!!
#MGC #中村匠吾 #服部勇馬 pic.twitter.com/2qzawl108J— dddちゃん@感動いっぱいありがとう (@skikikkda01) 2019年9月15日
お互いを健闘しあう素敵なツイートですね。
彼らの人気のヒミツが分かるような気がする一枚ですね。
中村匠吾選手の2020東京オリンピックへの期待
決してお世辞にも速いタイムというわけではない中村選手の最大の武器は、何と言ってもその粘り強い走り。
東京五輪では強敵ばかりですが、持ち前の我慢強さとスパートで金メダル獲得を期待しています。